機械工学コース

機械工学コース

環境に配慮した自然との共生を念頭に置き、自然科学の先端を理解・開拓して工業技術の先端化の中心的役割を担えるようにすることを目的とした教育を行います。「ものづくり」の基盤としての力学系を中心とした機械工学の基礎科目や専門科目を履修するとともに、情報処理、生産工学、機械要素などの工業技術につながる科目、高度な物理・数理系科目を履修できるカリキュラムとなっています。

養成する技術者像

機械工学コースでは,技術者像を以下のように定めています。

「材料力学,熱力学,流体力学,機械力学,生産工学を中心とする機械工学と,関連する分野の幅広い知識・技能を習得し,他の技術者と協働しながら産業のあらゆる分野で活躍することのできる機械技術者」

研究室紹介

反応流体力学研究室

知能制御工学コース

産業用機器としての発電機から航空宇宙輸送機に代表される航空機やロケットには、音速を超える超音速と呼ばれる流れの領域があります。また、超音速の状態で高圧に燃焼する現象として、デトネーション(爆轟)があり、一旦発生すると甚大な被害が起きます。しかし、このような現象を実験で再現し詳しく調べることは、安全面での配慮が必要なため多くのコストと時間を必要とし、現象の細かいことはなかなか実験では分かりません。私たちは、流体・燃焼に関する方程式を数値的に解く数値シミュレーションによって、産業用機器内部や航空宇宙輸送機周りの超音速流れ、そしてデトネーションやロケットエンジンに代表される高温・高圧の現象を詳細に明らかにする研究を行っています。また、このデトネーションを推進機関として応用するデトネーションエンジンについても数値シミュレーションにより再現する研究をすすめています。さらに、一部の研究については安全性に注意をした上で実験も行っています。流体や燃焼に関する現象のおもしろさについて、是非一緒に研究し、楽しみましょう。